2017年10月13日金曜日

腎臓の知識 - 血液検査と尿検査の見方

・クレアチニン(Cr)基準値0.36~1.06
腎臓で排出される。
筋肉で作られる老廃物。
食事の影響を受けず常に一定量生産され、腎臓でのみ排出される。
数値が上がってきた時は腎臓の機能は半分ぐらいになっている可能性がある。


・尿素窒素(BUN)基準値10~20
腎臓で排出される。
体内でエネルギーとして使われたタンパク質の老廃物。
食事や水分量、薬の影響を受ける。


・尿酸(UA)基準値2.3~6.4
腎臓で排出される。
運動や食事の影響を受ける。
7を超えると痛風、動脈硬化のリスクになり腎機能も悪化する。
数値を下げるにはプリン体を多く含む食品を避ける
例)ビール・頭や内臓ごと食べる小魚・干ししいたけ


・カルシウム(Ca)基準値8.2~10.2
腎臓の機能が低下するとビタミンDが作られなくなり、
腸からのカルシウム吸収が減り、血中のカルシウムが少なくなる。
血中のカルシウムが少なくなると、骨を溶かして濃度を上げようとし、
結果として骨が脆くなる。


・リン(P)基準値2.3~4.5
腎臓で排出される。
骨や筋肉を作る為のミネラル。
血中のリンが高くなると、血液中のカルシウムとくっついて血管内で石灰化を起こす。
石灰化が起こると心筋梗塞や狭心症になりやすくなる。


・ナトリウム(Na)基準値135~150
腎臓で排出される。
血液やからだの瑞文調整をしたり、筋肉や神経の刺激伝達に関与している。
主に食塩から摂取される。


・カリウム(K)3.5~5.0
腎臓で排出される。
筋肉や神経伝達に関与するミネラル。
血液中のカリウム値が高くなると、不整脈や心臓が止まる事がある。


・血色素ヘモグロビン(Hb)基準値11.3~15.2(男性)13.5~17.6(女性)
貧血の指標。
腎臓の機能が低下すると赤血球の生産を刺激するホルモンが作られなくなり、貧血を起こす。


・GFR(eGFR)基準値90前後
1分間にどれぐらいの尿を作れるかを表す。
クレアチニンが8以上=eGFRが10以下になると人工透析の目安になる。



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