2017年9月1日金曜日

腎臓の知識 - 腎代替療法 (腹膜透析)

今日は腹膜透析のお話しです。
※医学の素人の見解なので話半分でご覧ください。


腹膜透析とは、お腹の中の腹膜の中に透析液を一定時間いれて、
血液中の余分な水分や老廃物を透析液側に移動させる方法を言います。
血液透析とは異なり病院に行くのは月に1~2回で済みます。


家で自分で透析を行うために衛生面に関しては自己管理が必須です。
かかる時間は入れ替え・繋ぎ変えの時間だけになりますので、
血液透析と比べて拘束時間が短時間なのが魅力です。


腹膜透析を行うには透析液を入れるカテーテル(管)を入れる手術が必要です。
僕が入院している時にカテーテルを入れる手術をしている人がいました。

手術の後からお腹の不調を訴えており、2日間ほど苦しんでいました。
3日目以降はスッキリしたようで、絶好調に戻ったそうです。
見ている側としては、当時の苦しみ方は相当でした・・・・
数日間の苦しみとは言え、手術は体への負担が大きく見えました。


腹膜透析のメリットは血液透析と比べて比較的自由な時間を得られる点です。
一日数回に分けて透析液のバッグ交換を行う、もしくは夜間に機械で行うことで、
自分のライフスタイルに合わせた治療が行えます。

それと果物や野菜(カリウム)を摂取しても良い点です。
カリウムは急激に増えても減っても問題のある成分なので、
血液透析の場合は摂取制限があります。
しかし腹膜透析は持続的に緩やかに老廃物の移動がおこなわれるので、
カリウムの急激な変化が起きずに食べることが出来るそうです。

さらに腹膜透析は腎臓の機能が血液透析に比べて残りやすい統計が出ています。
腹膜透析の方が、腎臓への負担が少なく体に優しいと言われています。


しかし腹膜透析は万能ではなく、できる期間が限られています。
昔は腹膜を使えるだけ使っていたそうですが腹膜炎になったりとトラブルがあったそうです。
今では5年から8年ぐらいが目安だと言われています。


読んで頂いて有難うございます。
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2 件のコメント:

  1. こんにちは さわだです。

    透析も血液だけではなく腹膜透析と言う方法もあるのですね。

    時間もかかり透析する日は憂鬱になると、以前、知り合いの人が言っていたことを
    思い出します。

    少しでも体に負担のない治療方法で治して行きたいでね。

    応援して帰りますね。

    返信削除
  2. さわださん

    コメント有難うございます。

    腹膜透析は医療費の面でも少なく抑えられるそうです。
    人工透析になれば障害等級1級なので個人負担は考えなくても良いのですが、
    病院としては国に高額を請求できる血液透析を進めているのが現状みたいです。

    そういった理由で腹膜透析は普及していないのですが、
    日本以外では腹膜透析を進めている国もあるそうです。

    腹膜透析が体に合わない人もいるので
    何がベストな方法なのかを探すのは大変みたいです。

    応援有難うございます。

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