2017年8月16日水曜日

IgA腎症 - 91日目 - 扁桃腺摘出手術 (前編)

扁桃腺摘出手術の日がやってきました。
昨夜は不安な気持ちで殆ど眠れずに過ごしました。

眠れないので「扁桃腺摘出の痛み」なんかをネット検索し、
更に眠れなくなりました。

腎生検からあまり時間が経っていない為、手術後の苦しみは鮮明に覚えています。
今回の場所は喉にあたるので違った痛みにはなりますが、恐怖心は拭えません。
顔や声では「大丈夫」と気丈を振る舞っていましたが心は泣いていました。


僕のベットの周りが騒がしくなってきました。
いよいよ扁桃腺摘出の準備が始まったのです。
そして手術室に呼ばれました。


手術室までは自分で歩いて行きます。
手術台に仰向けになり深く息を吸い込みました。

そろそろ眠る時間です。
目が覚めた時に、僕の体から扁桃腺は無くなっています。
さらば


・・・

・・・

・・・終わりましたよ

・・・・・起きてください


ぼんやりとした景色の中、目が覚めました。
どうやら手術は終わったようです。
僕の目も前に、試験管の中に入った藻のような物があります。
どうやら摘出した扁桃腺のようです。

「無事に終わりましたよ。」
「扁桃腺がだいぶ肥大していましたよ。」

喉の奥にある時は解りませんでしたが、どうやら炎症していたようです。

「そっか・・・取って良かった」
僕は安堵し感謝の意を伝えようとしますが話せません。
喉が激しく傷ついていて話せないのです。


麻酔も効果が切れてきて、だんだん意識がはっきりしてきました。
いよいよ激痛との戦いが始まります。


中編へ続きます。

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